上京前夜、母と堕ちた西日の六畳間の無料試し読み【5ページ目を読む】

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学校を卒業し、春から東京へ旅立つ僕。自室の六畳間には段ボールの山が積み上がり、引っ越しの準備が進んでいた。単身赴任の父が留守がちな家で、ずっと僕の生活の中心にいた母。荷造りの合間、アルバムに重ねた手の大きさや、ふとした拍子に触れ合う肌の熱が、僕たちを「母と息子」から「男と女」へと変えていく。
FANZA
「……本当に、行っちゃうのね」
燃えるような西日が射す部屋で、一人取り残される孤独に耐えかねて音もなく泣き崩れる母。その涙を目にした瞬間、僕の中で必死に抑えていた理性の箍が決壊した。段ボールの壁に囲まれた密室で、僕たちは決して許されない境界線を踏み越えてしまい――
総字数 約10,500字(読了時間 約21分)
